Cloudfront キャッシュコントロール
概要
この記事では、CloudFrontのキャッシュ設定の挙動について説明します。
優先順位
ビヘイビアは、優先順位の高いものから評価されます(数字が小さいほど優先順位が高い)。URIがパスパターンに一致する場合、それ以降のビヘイビアは評価されません。パスパターン
画像のように、3つのパスパターンが設定されているとします。
- blog/*
- index.html
- Default (*)
URIがhttp://example.com/about/index.html
の場合、パスパターンが一致しないため、最初のビヘイビアにキャッシュ処理は適用されません。
2番目のビヘイビアはパスパターンにマッチするので、キャッシュ処理が適用されます。
3番目のビヘイビアは評価されません。
キャッシュを無効化
何らかの理由により、CloudFrontにファイルをキャッシュさせたくない場合があります。
以下の手順で、キャッシュを無効にすることができます。
- 対象のビヘイビアを選択し、
Edit
をクリックします。 キャッシュキーとオリジンリクエスト
セクションで、Cache policy and origin request policy (recommended)
を選択します。キャッシュポリシー
セクションで、CachingDisabled
を選択します。
キャッシュの確認
キャッシュヒットしたか確認するには、Powershellで以下のコマンドを実行します。
1$web = Invoke-WebRequest <URI>
2$web.Headers
X-Cache
がMiss from cloudfront
の場合、オリジンからファイルを取得し応答している。
X-Cache
がHit from cloudfront
の場合、キャッシュからファイルを応答している。